独立して働くフリーランスの人にとっては、もしもの時のための保険という存在はとても大切なものです。
必ず入らなくてはならない社会保険は、「国民健康保険」・「国民年金」・「介護保険(40歳以上の人のみ)」の3つとなります。

しかしこの社会保険だけでは、傷病手当金がなく、出産や育児で休業しても給付金を受け取れないなど補償が不十分であるため、民間の保険にも加入してリスクに備えることが重要です。

まず加入をおすすめするのは、医療保険です。入院給付金や手術給付金など、さまざまな給付金を受けられるので、社会保険では補償されない差額ベッド代などの費用や、収入の減少に備えることができます。

次におすすめするのは、病気や怪我で働けなくなった時に、保険金を毎月受け取ることができる、所得補償保険・就業不能保険です。所得補償保険は一般的に契約前1年間の所得の40%から85%を、最長で2年受け取ることができます。
就業不能保険は年収によって決められた保険金(上限があります)を、加入期間中ずっと受け取ることができます。

定期保険・収入補償保険・終身保険も大切な保険です。定期保険や収入補償保険は掛け捨てが多く、死亡時もしくは重度の障害を負った時に家族へ支払われるものです。終身保険は保険料がやや高めですが、解約しない限りは満期が来た後もずっと補償を受けることができます。

他には、個人年金保険に加入することもおすすめです。国民年金と合わせて受け取れるので、老後のための生活費の備えになります。業務内容でクライアントに損害を与えて損害賠償を請求された時のための損害賠償保険も、リスクの備えとして重要なのではないでしょうか。
このように、フリーランスの補償を充実させる保険について理解を深めた上で、自身が納得のいくものに加入し、もしものために備えると良いでしょう。